Ceruttiが展開する新しいシリーズ、Caravelle(カラベル)は、洗練されたモダンな柄と、厳選されたメリノウールの上質な手触りを提案します。
これらの生地は、オーストラリア、クイーンズランドのオークションで購入された最高品質のウール原料を使用して作られています。バタビア織り（2by2など縦横同じ本数の綾織り）により、ナチュラルストレッチと流れるようなドレープがもたらされます。

2/79番手の細い経糸を使用し、横糸には１/54を使用することで、クリアカット仕上げが際立ちます。
また、異なる色糸を紡績したJASPE糸を使用することにより、通常の杢糸に比べてより陰影感のある洗練された深みのある色目となっております。
ネイビー、ブルー、グレーに代表されるクラシックなカラーにバーズアイ、オーバーチェック、チョークストライプ、プリンス・オブ・ウェールズなどのデザインを施しています。
260/270gで作られたスーツは、さまざまなシーズンに渡り快適に着用することができます。
Cerrutiが作り出す、伝統的なオートクチュールファブリックは、最高級の素材に先進のテクノロジーが注ぎ込まれ、快適さと耐久性に特別な注意を払いながら生産されています。

Caravelle（カラベル）という名前には、Cerrutiにとって、特別な思いが込められています。
1948年、ファミリーの2代目メンバーの一人である、シルヴィオ・チェルッティは、15世紀以来、航海と探求のシンボルとされている木造船Caravelle（キャラベル船）のイメージをLanificio F’lli Cerrutiのロゴとして取り入れました。
内モンゴル地域の最高級のカシミヤやモヘヤをいち早くイタリアに持ち込むなど、世界中から新たな素材を探し集めるLanificio F.lli Cerruti dal 1881のDNAと「世界に美をもたらす」と言う同社のミッションを明確に示すものです。
また、ロゴにある東西南北を裏返しているのは、別の視点から物事を見るということを意味しています。
それは別の観点から生地、ファッション、スタイルを見て、他とは違うこと、いろんな発想をし、新しい素材を開発するということがCerrutiの本質だからです。