1881年にイタリアのビエラ地方で創業しました。
ロンドンのサビルロウにおいて、イタリア生地メーカーの中でも最初に取り扱われることでビエラ地方を世界的に有名にしました。
また、その古い歴史を表して、ブランド名にも1881が含まれています。
ビエラ地方は特に良質な服地素材で有名な地域で、イタリアファッションのウール製品に使われる糸と生地の大半はビエラ地方で作られているとも言われているほど、この地方のウールは高品質です。
チェルッティはオーストラリアから最高の原毛を厳しい基準で選び抜き、紡績から生地の出荷まで自社で一貫して行っています。
イタリア製生地はなめらかで光沢感のある生地が多いですが、中でもチェルッティの光沢は光が当たったとき初めて現れる鈍い光沢があり、全体がエレガントで綺麗な艶のある生地になります。
また、アパレルブランドとしても1957年にミラノで紳士服のプレタポルテをスタートしています。
有名なエピソードとしてはまだ下積み中だったジョルジオ・アルマーニが1965年から1970年までデザイナーを担当していました。
一つのブランド内で紡績~製造~完成品まで仕上げる行程を一貫して行うシステムは、当時デザインと縫製が別れていたファッション業界のしくみを大きく変えるとても革命的なことでした。
その先駆けとも言えるのがチェルッティでした。
1990年代には映画「プリティウーマン」「イーストウィックの魔女たち」などの衣装を担当しました。
ナチュラル ボーン エレガンス(生まれつきのエレガンス)がチェルッティのブランドコンセプトです。