1896年、ヘンリー・パーシー氏とフェデリック・H・ダグデール氏の二人によって英国毛織産業の中心地でもあるハダーズフィールドにて服地商社を始めました。
感度の高いデザイナーや熟練の織り手、仕上げのプロによって生み出される生地はヨーロッパやアメリカ中の目の肥えたテーラーたちの間で瞬く間に評判となりました。
今日、ダグデールブラザーズ社は世界中の高級デザイナーや生地卸問屋、テーラーの聖地・サヴィル・ローの高級テーラー、オートクチュールとともにあり続けています。
会社を設立した2人の企業理念をダグデール家2世代にわたって混乱した戦時中を乗り越え受け継いできました。
そして1960年代にキース・チャーノック氏がクイーンズベリーにあるジョン・フォスターにて見習いで働き始めました。
そこで服地のプロフェッショナルとしての彼の人生が始まったとも言われています。
徴兵後、ハダーズフィールドにて象徴的な会社でもあるJGハーディー社に転職しました。その18年後、キース・チャーロック氏はダグデール家最後の後継者、ベティ・ダグデール氏からダグデール社を獲得しました。
キースの息子、ロブ・チャーロック氏が1990年に会社に加わり、父・キースより2000年に会社を引き継ぎました。
ダグデールブラザーズ社は今日まで品があり、現代的かつ高級な服地を世界中にいる仕立てのプロに提供しています。
羊から仕上げまでを英国国内で行っている純英国製のコート地は、2種類の羊からとられる染色していないウールをを用いることで生まれる自然なシェイド、そして、それを引き立てるモダンな柄が特徴です。環境に配慮した、これからの時代に向けてダグデールが送るコレクションです。
何の変哲もないように見える、Super100’sの糸を使用した280gの服地ですが、織から仕上げにかけて通常よりも非常に多くの時間を費やして生産されるため、仕上がりの美しさやしなやかな生地感が他とは一線を画しています。
1957年から続く定番のコレクションに、1960年代のアーカイブから引いたヴィンテージ柄を追加しました。340gのしっかりした目付は耐久性に優れ、秋から冬にかけての仕事着に最適な一着です。
生後6-7ヶ月ほどの最初の刈り取りで集められた、非常に貴重な原毛を贅沢にも580gに織りあげた生地です。モダンな柄や独特の織りによる多彩な表情と厚い生地にもかかわらず独特のしなやかさを持った唯一無地のコレクションです。
伝統的な柄のタータンのみを集めた圧巻のコレクションです。タータンは織るときに糸のセットが難しく、取り扱うメーカーは多くありませんが、クラシックを特徴とするダグデールならではと言えるコレクションです。
ダグデールらしいヘビーウェイトのコート地を集めたコレクションはどれも保温性・耐久性に優れています。無地とヘリンボーンのコート地は、タイムレスなエレガンスを醸し出します。
1953年より続く、ダグデールの神髄ともいうべき400/435gのヘビーウェイトのコレクションは、生地質・色柄共にクラシックなスタイルを追い求める方に最適な服地です。
蒸し暑い真夏に最適なコレクションです。細い糸を使用したハイスパンの生地は、300gのウェイトにもかかわらず、高い通気性を実現しました。昔ながらの織機で生産される340gのモックレノは、アンライニングのジャケットや、バギーパンツにおすすめです。
アイリッシュリネン発祥の地の名前が付けられたコレクションは、太く紡いだ糸が特徴のコレクションです。経糸緯糸の色を変えることで、見た目に奥行きのある生地になります。
夏場のカジュアルスタイルに最適なリネンのコレクションは、ジャケット・スラックスでご使用いただけます。上質なリネンははじめは少し硬さを感じますが、使うほどに柔らかさが増し、徐々に馴染んでいきます。
ダグデールの夏物の定番で、280/310gのしっかりとした生地です。糸の撚りを強くかけながら、柔らかい質感を保つ、他のハイツイスト生地とは一線を画すコレクションです。